【krewDataコマンドシリーズ】 アプリ結合コマンドでできること

今回のkintoneで脱Excelをめざすブログでは、krewDataのアプリ結合コマンドについてご紹介します。

アプリ結合コマンドは、アプリ間のデータを集計するために欠かせないコマンドです。
こちらの記事で予実管理を例にご紹介していますが、予算データと実績データを別々のアプリで管理している場合、kintoneではアプリを跨いだ集計ができないので予実管理を行うことが難しくなります。

krewDataで予実管理が可能になる理由の1つがこのアプリ結合コマンドの存在で、アプリ結合コマンドを使うことで、予算と実績を突き合わせて予実管理に必要な計算を行うことができるようになります。

アプリ結合で予実管理を可能に

アプリ結合コマンドとは?

アプリ結合コマンドでできること

krewDataでは、コマンドと呼ばれる「やりたいこと」を組み合わせることでデータの加工や集計を行うことができます。その1つがこの記事でご紹介するアプリ結合コマンドです。
アプリ結合コマンドでは、複数のデータを結合することができます。

アプリ結合コマンド

アプリ結合コマンドでできることのイメージ

ここに2つのデータがあります。アプリ結合コマンドを使い、2つのデータを結合することができます。その際、条件を決めてデータ同士を結合させるようなことも可能です。
下の図では、「コード」が一致しているデータ同士を結合しています。

アプリ結合コマンドでできること

結合の方法で全然違う! ニーズに合わせて結合方法を使い分ける

アプリ結合コマンドでは単にレコードを結合できるだけではなく、4つの結合方法があります。

①内部結合 ②左外部結合 ③右外部結合 ④完全外部結合

それぞれの方法で異なるタイプのデータを作成することができます。
名前だけ聞くと「難しいかも・・」と構えちゃいますが、図で見ると理解しやすいので1つずつ解説していきます。

内部結合

この方法では、データ同士の条件が一致する場合に結合可能なデータだけを取り出すことができます。ベン図で例えるとこんな感じです。
重なっている色付けされているところだけを取り出せるのがこの内部結合です。

内部結合

今度は、具体的なデータで見ていきましょう。
社員マスタと部門マスタがあります。社員マスタの「所属部門コード」と部門マスタの「部門コード」を条件にして内部結合します。
すると、部門コードが相手と一致するデータだけが結合されました。
青い丸で印がついているレコードは結合する相手がいないので、結合後のデータとして作成されていません。

内部結合でのデータの変化

krewDataでは、このような設定になります。

内部結合

左外部結合

この後、右外部結合についても触れますが、ここでの「左右」はkrewDataの設定時にデータを設定する位置を意味しています。

左外部結合 左右について

ベン図で左外部結合を表現するとこのようになります。
左側のデータは右と一致していなくても必ずすべて取り出します。そしてプラスで右側の内、左と一致するものを取り出すのが左外部結合です。

左外部結合

では、こちらも具体的なデータで見ていきましょう。
ここでは、社員マスタが「左側」になるので、社員マスタのデータは全て取り出します。そして、プラスで左右の部門コードが一致するものを取り出しています。
結合後のデータ下2段のように、右側に社員マスタと一致するデータがない場合には、結合後は空欄として扱います。

左外部結合で結合するデータ

krewDataではこのように設定します。

左外部結合での設定

左外部結合のユースケースはこちらでもご紹介しています。

blog-krew.grapecity.com

右外部結合

右外部結合は、左外部結合の左右が逆転したイメージです。基本的な考え方は同じで、右側に配置したデータを優先して取り出す方法になります。

右外部結合

具体的なデータでお見せするとこんな形です。
右側の部門マスタからは全て取り出して、左側の社員マスタは部門コード右側と一致するものだけを取り出します。

右外部結合での結合イメージ

krewDataではこのように設定します。

右外部結合

完全外部結合

さいごに完全外部結合です。
ここまでご紹介してきた結合方法は、「一致したのだけ」「右だけ」のように全体の内のある部分だけを取り出す方法でした。

完全外部結合では、「すべてを取り出す」のが基本の動きとなります。そんな完全外部結合のベン図がこちらです。

完全外部結合

では、具体的なデータを見ていきましょう。
完全外部結合では、左右どちらのデータもすべて取り出します。結合できるデータがない場合には、空の状態でデータを作成します。

完全外部結合で作成できるデータ

krewDataではこのように設定します。

完全外部結合の設定

さいごに

krewDataのアプリ結合についてご紹介しました。ぜひ見返しながら設定をしてみてください。
また、予実管理を行うためにはアプリ間の集計が重要なエッセンスです。まさにアプリ結合コマンドが活躍するシーンとなりますので、こちらの記事も併せてご覧ください!

krewdata-drill.grapecity.com

各コマンドでどんなことができるか簡単なイメージを頭の中に描いておくと、kintoneを運用する中で困った時に「あのコマンドでできるかも」という引き出しになります。
これから定期的にコマンドに関する記事を公開したいなと思っていますので、次回更新をお楽しみに!