2020年4月22日に行ったkrewDashboardのアップデートにて、3つの機能が新たに追加されました。この記事では、追加された各機能の利用イメージと設定についてご紹介します。最後にデモサイトをご案内しますので、新機能をすぐにお試しいただけますよ。それでは、3つの機能をご紹介します。
【機能1】条件付き書式設定:グラフに指定した色を設定できるように
1つ目は「条件付き書式設定」という機能です。凡例ごとに指定した色を表示できるので、データの意味が連想しやすくなります。
《活用イメージ》グラフに製品カラーを設定する
こちらのグラフは各担当者の営業活動の状況を表しているグラフです。内訳として提案製品であるkintone、Office、Garoonに対してそれぞれどれくらいの割合で活動しているのか併せて表示します。条件付き書式設定により、各製品の製品カラーを固定で設定しています。
《設定方法》条件付き書式を設定する
条件付き書式の設定は次の通り行います。krewDashboard設定画面 デザインタブ内に「条件付き書式」というメニューが新たに追加されました。設定したいグラフを選択してからメニューをクリックして設定を行います。
新規作成時には次のような設定画面です。ルールの種類が選択できますので、「集計した結果上位の項目」を目が引きやすい色にしたり、「平均値を下回る項目」は赤色で表示するなど色使うことで他との違いが分かりやすくなります。
【機能2】ユーザー設定リスト:任意のリストを作成し、データの並び順を固定で表示できるように
「ユーザー設定リスト」を作成し、作成したリストをソート時の条件にできる機能が2つ目です。グラフの並び順をソートする際に利用することで任意の並び順を固定で表示します。
《活用イメージ》顧客ランク順に表示する
こちらのグラフでは営業担当者別の商談金額を集計しており、内訳として顧客のランクを表示しています。顧客ランクが高い「S→A→B→C→新規」の順に並んでいます。
これまでは文字コードの昇順・降順でのみソートしていたため、重要度に関わらず「A→B→C→S→新規」の順に表示されていました。
《設定方法》ユーザー設定リストの作成とソート
設定は大きく2ステップです。
1.ユーザー設定リストの作成
任意の条件でソートをするために、「ユーザー設定リスト」を作成します。ユーザー設定リストは、あとからグラフのフィルタリングの設定を行う際に絞り込みの条件にすることができます。
2.グラフのフィルタ設定
今度は作成したリストをグラフのフィルタ条件に適用します。選択できる条件として「ユーザー設定リスト」が新たに加わりました。前のステップで追加したリストを選択します。
【機能3】基準線:グラフ上に基準値を設定できるように
3つ目の機能は「基準線」です。例えば、ノルマなど目安となる数値がある場合にグラフ上に表示できる機能です。
《活用イメージ》目標金額をグラフ上に表示する
こちらのグラフでは担当者別の商談金額を集計しています。今期の全員共通の目標が基準線として表示されています。目標を超えたのか一目で把握することができます。
《設定方法》基準線を設定する
基準線の設定は大きく2ステップで行います。
1.グラフ要素として基準線を追加する
デザインタブの「グラフ要素を追加」メニューから「基準線」-「定数」を選択します。※後で基準線を削除したい場合には「削除する基準線を選択」から削除します。
2.基準線の設定を行う
最後に基準線の設定です。「値」項目にて基準となる数値を入力します。
まとめ
krewDashboardの新しい機能についてご紹介しました。ぜひアップデートでの機能追加にも注目してみてください。ブログでも引き続きお知らせしていきたいと思います。
ご紹介したkrewDashboardの新しい機能はデモでお試しいただけます。下記よりお試しください。
【krew利用例】
https://krew.cybozu.com/k/241/#page=1